bohemia日記

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映画ボヘミアン・ラプソディーを観てきた

こんにちは。ぼへみあです。

普段は映画レビューなんて書かない、というか技術ブログとしてやってるので書かないようにしているのですが 今日は書いちゃいます。このブログ名で、このハンドルネームですし、Queen好きな友達も全くいないので、ここで感想を書こうと思います。

www.foxmovies-jp.com

どうでもいい前置き

僕が普段使っているハンドル名やメールアドレス、ブログ名まで「bohemia」と付けていますが、すべてQueenの「Bohemian Rhapsody」の影響です。本映画のタイトルでもあり、Queenの代表曲です。

といっても全くQueenの世代ではなく、物心ついたころには既にフレディーはこの世にいない、リアルタイムで観たことすらありません。当時高校生だった頃に「プライド」というキムタク主演のドラマがやっており、主題歌が「Born to Love You」でCDをレンタルしたことが初めてのQueenでした。そこからベストアルバムを借り、件の「Bohemian Rhapsody」を聞いて衝撃を受けQueenにハマり、一番好きな曲は何かと聞かれたら迷わず「Bohemian Rhapsody」と答えるくらいに好きになりました。いわゆる第2次クイーンブームでファンになりました。

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高校までの自転車通学中にiPodで「Don't Stop Me Now」が流れれば、テンションが上がり3分間全力疾走してしまい、そのため止まらければいけないところではこの曲は聞けませんでした。

大学入試の試験前には必ず「Bohemian Rhapsody」を聞いて、序盤のアカペラ・バラード部で緊張した気分を落ち着かせ、オペラ・ハードロック部で気分を高揚させ、最後のバラードでまた少し気を落ち着かせてから試験に挑んでいました。

それくらい思い入れのあるQueenのフレディー・マーキュリーの人生が映画化されて、タイトルにまで「Bohemian Rhapsody」を使われたら観に行かざるを得ません。

以後ネタバレ

ネタバレは避けたいという人もいると思いますが、脚色はあるにしろ基本的には事実を元にしており、ウェンブリーでライブするのも、フレディがエイズで亡くなるのも明らかなことですので、あまりネタバレをきにする必要はないかと思います。 一応ここから映画の内容に踏み込みますので、それでも気になる方はお控えください。

感想 〜ライブシーン〜

映画は、ポスターにも書いてあるように、「伝説の21分」と呼ばれるウェンブリーでのLive Aidの公演をクライマックスに、それまでのQueenの成功とフレディの生き様を描いた作品です。

やはり何よりも、クライマックスの再現ライブシーンが最高でした。 このときの実際の様子はYoutubeで何度も何度も繰り返し観ていました。見るたびにテンションがマックスになり、なぜもうこの世にはいないのか、とても悔しく思ったものです。 このパフォーマンスが映画で再現されており、めちゃくちゃよかったです。

Live Aidの動画を見すぎて、このときのBohemian Rhapsodyの歌い方、息継ぎのタイミング、ピアノの入り方、観客の煽り方まで鮮明に覚えていました。「そうそう、こんな感じだった!」と。 Bohemian Rhapsodyの歌い出しでフレディの声の調子が悪かったものだから、観客がみんなで歌い始めたところも、完璧に再現されていました。

こちらがその、1985年 LIVE AIDのQueenパートです。 www.youtube.com

先に言った通り、僕は生まれた時代的にQueenをリアルタイムで追いかけることができなかった世代です。行けるものならライブに行ってみたかった、と諦めて育ちましたが、映画館の大きなスクリーンでAidの伝説的なライブを見ることができ、映画に行ったというよりはライブに行った後の高揚感があり、最高でした。

上映開始から7日目の都内レイトショーでの鑑賞だったんですが、400人くらい入る一番大きな劇場で観客が僕一人だったので、勝手に応援上映にしてしまいました。ライブシーンでは手を振り上げ、手を叩き、盛り上がらせてもらいました。 まあ一人では寂しかったので、本当の応援上映に行ってこようと思います。

感想 〜Queenの成功とフレディの人生〜

このライブシーンを引き立てて最高のものにしてくれたのが、序盤中盤のQueenの成功物語とフレディの苦悩です。

Queenのファンとして、どんな活動内容だったのかはネットで調べてはいました。しかしリアルタイムで追いかけていないので、この状況でこんなことがあった、という自らの体験がないので、文章で読んでもイマイチ頭に入ってこないわけです。

これが映画として映像で見るとこで、どのようにQueenが成功していったのか、フレディは私生活でどう悩んでいたのか、ストーリーとして理解できたのがとてもよかったです。

成功者としての孤独と自らのセクシャリティへの苦悩、これらを乗り越えた末のウェンブリーでのAID LIVE、さらに最後の「We Are The Champions」の歌詞にリンクしており、演出が素晴らしかったです。

曲作りのシーンも度々出てきおり、「Bohemian Rhapsody」はもちろん、「We will Rock You」「Another One Bites the Dust」など、Queenの活動の中でどのような状況でその曲を作ったのか、背景が分かってよかったです。劇中でたくさんQueenの曲が流れるので、流れるたびにノリノリでした。

特に「観客とコミュニケーションするアーティスト」は当時珍しく、観客が歌ってくれた出来事から、観客も参加できる曲を作るようにした、という話が興味深かったです。確かに「We Will Rock You」は手と足を動かしたくなりますし、「Radio GA GA」は手を頭の上で叩きたくなります。こうした行為が観客をより盛り上がらせることに繋がり、熱狂的な支持を集めたのだと思います。

最後に

映画を観た興奮のまま感想を書いてみましたが、面白さを伝える文章って難しいですね。 Queenのファンであれば、フレディの生き様がより分かる、Queenの曲がたくさん聞けるなど、それだけで大満足な出来です。

ファンじゃないし、映画に行く気はないよーって人も、ぜひ一度この動画をみてみてください。 クライマックスのウェンブリーのライブシーンの再現元、1985年の実際の映像です。 主題の「Bohemian Rhapsody」をはじめ、「We will Rock You」 「We are The Champions」などのおなじみの曲もあります。

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