bohemia日記

おうちハックとか画像処理、DeepLearningなど

スマホを99台持って歩くとGoogleMap上で渋滞を起こせる

こんにちは。bohemiaです。

Facebookで回ってきたネタなのですが、
ベルリンのアーティストが、大量のスマホをカートに入れてゆっくり歩くと、GoogleMaps上では大量の車がゆっくり走っていると認識されて
空いている道を表す緑から、渋滞していることを示す赤色にすることができる、GoogleMapsハックができることが分かりました。

動画を見ると早いです。 www.youtube.com

このようなカートにスマホを入れて、GoogleMapsアプリを起動させた状態にしています。 f:id:bohemian916:20200203155333p:plain

その状態で道の真ん中を歩くと、GoogleMaps上で渋滞が発生し、道路が赤色になります。
f:id:bohemian916:20200203155538p:plain

結果、他の利用者のGoogleMapsでは、その道を迂回するように指示され、車がほとんどこない状態にさせることが可能とのこと。

これを行ったのは、Simon Wecketというアーティストで、ベルリンの人みたいです。 SIMON WECKERT

おそらくそれぞれのスマホにはsimカードが刺さっており、Googleアカウントも別々のものを使っていると推測されます。 このハックを利用することで、他の車には迂回させて、自分だけ空いている道を走るということも可能かな、とも思ったのですが 「ゆっくり歩いていること」GoogleMapsが渋滞であると認識する条件になっていると思いますので、できないのかな。 同じことをやって、他の車の邪魔をするだけなら可能そうです。

渋滞の認識も機械学習使ってると思うのですが、Googleが対策しようとすると、こういうスマホ大量に持ち運んでいる人のためのデータセットを作って、再学習すれば行けそうな気がします。

対策は容易なものの、バーチャル空間から現実をハックしてしまう例として、興味深いハックだと思いました。