bohemia日記

おうちハックとか画像処理、DeepLearningなど

我が家のおうちハックの現状

この記事は、おうちハック Advent Calendar 2015の2日目の記事です。

我が家では、おうちハックと表して、IoTデバイスを利用して日常の生活が便利になるよういろいろやっています。

うちにあるデバイス

全体像はこんな感じです f:id:bohemian916:20151201232651j:plain

まずはどんなデバイスがあるのか、解説します

Hue

Philipsが出している、スマート電球です。Wifiに繋げて任意に電球の色を変えることができます。自宅には、間接照明用に3つと、玄関に1つ設置しています。

hue

Netatmo

サーモスタットと呼ばれるデバイスで、部屋の室温・湿度・気圧・二酸化炭素濃度・騒音と、室外の気温・気圧・湿度を計測し、スマホ等から情報を見ることができます。

IRKit

Wifi接続ができる学習型赤外線リモコンです。一度リモコンの信号を学習させれば、同じ信号をAPIを介して送信することができます。

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こちらを使えば、テレビ、BDプレイヤー、ゲーム機、エアコンなど、赤外線リモコンのある家電は全て操作できます。

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また赤外線に対応していない機器でも、コンセントを赤外線リモコンで操作できるタップを取り付ければ、制御可能です。

f:id:bohemian916:20151201153553j:plain:w300:right 青いほうは、電灯の笠用です。

Withings scale

スマート体重計です。体重だけでなく、体脂肪率、脈拍、気温、二酸化炭素濃度も計測できます。Wifi経由でスマホから計測した体重がみられます。 f:id:bohemian916:20151201151021p:plain

Hackey

Celevoが出した、鍵型スイッチデバイスです。鍵を回すと、WebHookでリクエストが飛ばせるものです。

HVC-C

Omronが出している、人や顔の認識に特化したカメラです。年齢・性別・感情などを推定してくれます。

これらが設置された部屋で何ができるのか

これらを主にIFTTT, myThingsを用いてアクションを起こします。

設定した起床時間になると、電気がつく、テレビがつく、エアコンがつく

朝心地よく起きられます。 トリガーは時間、アクションはIRKitでテレビや電灯、エアコンのON信号を送信、もしくはHueで点灯です。

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ゴミの日なら、玄関の照明を緑に変える

家から出る前に、照明の色を見て、「今日ゴミを出さないといけないんだった!」と気づきます。 僕の部屋は最上階で、ゴミ捨て場は一階なので、階段降りてから気づくことがなくなりとても便利です。

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出勤時刻をすぎると、電気とエアコンが消える

勝手に電気が消えます。なので家を出るときにわざわざ消す必要がありません。

家の周囲2kmから出ると、電気とエアコンが消える

家から一定以上離れると、消えます。主に普段より早く家を出るときに動作します。

範囲はこんなかんじで設定できます。詳しくはこちら f:id:bohemian916:20151108151726p:plain:w400

家の半径2kmに入ると、エアコンがつく

帰宅前に、最寄駅の1つ前くらいでエアコンがついてくれます。 夏は暑い部屋をクーラーで快適にしてくれ、冬は寒い部屋をあらかじめ温めておいてくれます。

家の半径500mに入ると、間接照明がつく

帰宅すると既に間接照明がついている状態になります。これで帰っても真っ暗な状態がなくなります。 部屋のスイッチを探すこともなくなります。

hackeyを回すと、電灯がつく

上のアクションで既に間接照明はついているのですが、やはり間接照明だけでは薄暗いです。 家の鍵と一緒に付けている鍵でHackeyを回すことで、もっと明るい蛍光灯が点灯します。またこれにより、鍵がある場所が必ずHackeyのそばになるので、翌日家を出るときに鍵を探さなくても済みます。

冷蔵庫を開けると、しろくまが話しかけてくる

こんなシロクマが冷蔵庫に入っており、開けると喋ります。長い間開けていると、暑い〜とか言ってきます。

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部屋の湿度が一定値より下回ると、間接照明を砂漠色にする

Netatmoの計測した湿度が50%を下回ると、乾燥している旨をHueにて伝えます。すぐに濡れタオルを配置します。

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部屋の二酸化炭素濃度が1000ppmを上回ると、間接照明を赤色にする

Netatmoの計測した二酸化炭素濃度が1000ppmを上回ると、Hueの色を赤にして、換気を促します。 だいたい窓を閉じっぱなしにすると、1時間ほどで1000ppmに到達します。なので常に窓を少しだけ開けておくと、程よく換気され、1000ppmを超えません。

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部屋の騒音レベルが70dbを越えると、間接照明を青色にする

うるさいと、Hueを青くして、静かにするように促します。僕の隣人は10時以降に60db以上で壁ドンをしてくるので、細心の注意を払います。

夜11時になると、部屋の照明を消す

この時間には寝たいという時間で、勝手に電気を消します。 ブログを書いたり、プログラミングしていたりすると、就寝時間に気づかないまま作業してしまうので、 「もう寝る時間だ!」と強制的に電気を消されると、寝ようという気分になります。

2日間体重計に乗らないと、Facebookにその旨を投稿する

Withingsの体重計に2日間乗らないと、こんな文章がFacebookに投稿されます。

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これを設定してから、必ず体重計に乗るようになりました。一度だけ投稿されてしまいましたが・・・ スマート体重計を買っても、ちゃんと毎日計測し続けないと意味がありません。 計測し続けることで、ちゃんと自分の体重に気をつけた食生活なり行動を心掛けられていると感じています。

音声で家電を制御

「Hey, Siri! テレビ電源」と言うと、テレビが付きます。 詳細なやり方はこちらにかいてあります。 

ネタ編

ここからは、LTでウケるために作った、実用的にあまり使えない機能です。

帰ったらももクロのライブが流れているようにする

帰ったらすぐにももクロで盛り上がれます。

帰ったら、その日の気分に合わせてアクション

顔認識カメラのHVC-Cを会社のデスクに設置、表情データを撮りためて、帰った時に気分に合わせてアクションを起こします。

最後に

こんな感じで、基本的には実用性のあるおうちハックを行っています。 今のところ、使い続けて生き残ってるので、割と使えると思います。 次回は、このハックをやるにあたっていろいろ失敗したことがあるので、それをまとめてみようと思います。 是非皆様も、楽しいおうちハックを!

おうちハック Advent Calendar 2015の3日目の記事は、オーブントースターハックの楽しさと難しさです。